「呟き」のところにも書きましたが、今回「晒し粉」と言う薬品が届きました。
この薬品は主に、衣類などの漂白・プールの消毒などに使われています。プールの中に入っている、白くて大きな錠剤を見たことがありませんか?あれがこの、さらし粉なんです。
さて、この薬品を使ってどんな実験をしたのかというと、塩化銅を作る実験をしました。
この実験をするには、晒し粉のほかに、あと2つ必要な物質があります。では、下にその材料を書き出して見ます。
使用する薬品類
- 銅板(1cm×3cm角ぐらい)
- 酢(食酢ならなんでもOK)
- 晒し粉(今回、粒状のものを使いました)
- オキシドール
使用する道具類
- ピンセット(金属製のものならOK)
- 火(コンロでいいですが、今回は何故かライターでやりました)
- 耐熱のコップ的なもの(必ず、漂白されても大丈夫なものを使ってください!、今回は一応ビーカーを使いました。)
- スプーン(プラのスプーンでいいです)
- (水)←これ、薬品類に入るのかも・・・
- フタ(今回、牛乳パックの底を切り取ったものを使いました)
薬品類が揃ったところで、早速実験を始めましょう!
でもその前に、実験をするに当たって注意して欲しい事があります。
まず一つ目!動作の一つ一つに気をつける。これはよく言われていますが、改めて心得て置いてください。
そして二つ目!きちんと換気をする。これをしないと、場合によって思いがけない惨事に見舞われる可能性があります。
最後に、薬品類は責任を持ってきちんと保管しておく。水がかかってはいけない薬品も少なくはありません。なので、これも十分守ってください。
では、本当に実験を始めますw。
まず、晒し粉をスプーンに半杯すくって、ビーカーに入れます。
そしてその中に、食酢を入れます。(さらし粉が全部浸るぐらいでOKです。)と、ここで注意!
反応している間、物凄く熱くなります!なので、絶対に反応中の液体に触らないでクダサイ!外側からでもダメです!(プラコップでやったら溶けました^^;)
塩素の泡がシュワシュワ出てきました!!そしたら、フタをして塩素が漏れにくいようにしてください。ここで気をつけて欲しい事は、出来るだけ塩素ガスを吸わない事です。
※備考・・・塩素は空気よりも重たいので、下へ下へと溜まっていきます。なので、床の空気を換気するようにしてください。
泡がビーカーの半分ぐらいまでになったら、銅板をコンロで熱します。ここでポイント!銅板は出来るだけ赤く熱してください。その方が反応しやすくなります。
そして・・・赤熱した銅板を、ビーカーに入れます!
ここでのポイントは、銅板をビーカー内の液につけないこと、それと銅板をビーカーにつけないようにすることです。
ここで、変な黄緑色の気体が出てきますが、これも極力吸わない様にしてください。
そして出来た塩化銅。やや緑っぽいです。
出来てしまったものはどうするか。と考え、この答えにたどり着きました。
還元してしまおう!
還元というのは、酸素を取っ払う事をいいます。詳しくは、こちらをご覧ください。
身近にある還元剤といえば・・・そう、オキシドールです。オキシドールには、(知っている方も居るかもしれませんが)過酸化水素(H2O2)という物質が含まれています。
これを利用すれば、酸化して酸化銅になるはず!!早速やってみました。すると、小さな泡が泡がシュワシュワ出てきて、色が若干黒っぽくなりました(これも、少し熱した方が反応が早くなります)
こうして還元した酸化銅は、塩化銅と違って毒性がないので、安心して廃棄する事が出来ます。(塩化銅が猛毒というわけではありません)
この実験はとても簡単かつ危険な実験です。しかし、危険という事は反応が大きいという意味も含まれているので、楽しい実験という事でもあります。
ビーカーやフラスコ類が売っているお店は、ネットで検索すると分かります(「理化学用品」で検索してみてはどうでしょうか・・・w)
さて、ではこの辺で第一回目の実験講習(?)を終わりたいと思います。色んなところに書いてはいますが、ここにも書いておきます。
これについての疑問、質問、意見などは、「雑談の間」の北海道エリアに書き込みお願いします!大歓迎ですので、気軽にカキコしてください♪
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