アンモニア検出薬研究
このたび、私tritonは、簡単かつ安全なアンモニア検出薬を発見いたしました。
アンモニア検出薬といえば、ネスラー試薬が良く知られていますが、ネスラー試薬は主成分がヨウ化水銀という水銀化合物なので、指で触れたりなんかしたらひとたまりもありません。
しかし、今回tritonが発見した検出薬は、このような危険性が全くありません。
私が発見した検出薬の利点として、まずはじめに、主成分が鉄の化合物である事があげられます。発見した検出薬は、ごく安全な鉄の化合物ですから、皮膚に付着しても特に問題はありません。
そして次に、製法が簡単であることも大きな利点です。硫酸鉄(U)の水溶液に、炭酸水素ナトリウム(重曹)の飽和水溶液を加えるだけで、簡単に出来ます。
なお、今示した2液を混合した際に大量の二酸化炭素が発生するので、その発泡がなくなるまで炭酸水素ナトリウム水溶液を加えます。
出来上がった薬品は、無色透明〜微褐色の液体で、結晶の単離にはまだ成功していません。
この薬品がアンモニアと反応すると、深緑色の沈澱を生じます。(気体アンモニアにも反応することが分かりました。)
これについては、また実験棟の中でも取り上げようと思います。
そして、化学反応式がまだ解けていないので、化学組成などは分かっておりません。ただ、推測としては鉄とナトリウムの復塩ではないかと考えています。
また、名前がついていないので、この検出薬の名前は仮に、ファショフェン試薬とします。
新しい事が分かり次第、またご報告します。